テキスト情報が読み取れない? アクセシブルなPDFの作成を。

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テキスト情報が読み取れないPDFを使用していませんか?

どんな環境でも文章や画像等をほぼ同じように閲覧できる便利なPDF。
多くの人に情報を提供することができて便利ですが、その情報が伝わっていないユーザーがいる可能性もあります。

 

情報が伝わっていないユーザーがいる可能性が高いPDF

PDFを開いてテキスト部分にマウスカーソルを当てた時、矢印のカーソルからテキスト用のカーソルに変わりますか?
変わらない場合、そのPDFのテキストは、画像として認識されている可能性が高いです。

スキャナなどで取り込んで作成されたPDFは、全体が画像として認識されます。
もとの文書にテキスト情報があったとしても、テキストとしては認識されず、画像として扱われてしまいます。
そのため、音声読み上げソフトで読み上げることができず、音声読み上げソフトなどの支援技術を使用しているユーザーに情報を正しく伝えることができません。

 

Adobe Acrobatで読み上げを試してみたところ、
画像のみのPDFは、読み上げたときに「警告 空のページです」などと読み上げられてしまいました。
(音声読み上げソフトの種類にもよると思われます。)

こうなると、一見、情報豊富なPDFも、音声読み上げソフトなどの支援技術を使用しているユーザーにとっては、「空のページ」ということしか伝えることができません。

 

読み上げ順序も重要

また、テキスト情報が取得でき音声読み上げソフトで読み上げることができた場合でも、
読み上げ順序がおかしいと、情報を正しく伝えることができません。

 

アクセシビリティの高いPDFを作成する方法

Adobe Acrobatや、Microsoft Officeなどで、アクセシビリティの高いPDF作成が可能です。
使用するオーサリングツールによってドキュメント構造タグのつけ方が多少異なるようです。
そのため、作成されたPDFの読み上げ方も多少異なります。

PDF ファイルにアクセシビリティ タグを追加すると、スクリーン リーダーやその他の支援技術による、目次、ハイパーリンク、ブックマーク、代替テキストなどを含む文書の読み上げや移動が簡単になります。

引用元:アクセシビリティの高い PDF ファイルを作成する - Office サポート

 

PDFのアクセシビリティチェック

有料ですが、Acrobat Pro DCでは、PDFのアクセシビリティチェックが自動で行えます。
アクセシビリティ対応の PDF の作成および検証(Acrobat Pro DC)

 

可能な限り、HTMLでの情報提供をおすすめします。

PDFは、PDFファイルを用意してWebサイトからリンクすればいいだけなので、情報提供側からすると便利です。
しかし、アクセシビリティの高いPDFを作成したとしても、PDFはベストな選択ではありません。
精度の高いアクセシブルなPDFの作成は時間も手間もかかりますし、読み上げの方に不具合が発生する場合もあります。

PDF利用の際は、「HTMLでの情報提供」も検討することをおすすめします。

 

 

参考・参照

アクセシブルなPDF文書を目指して

Adobe Acrobat XI * PDF のアクセシビリティ機能